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ソラニン [さ行]

浅野いにお著の同名コミックを宮崎あおいさん主演で映画化した青春ドラマです。
原作は未読のままチャレンジしてみました。
人生と夢の狭間で迷う若者たちの想いが熱唱と共に映像から伝わってくるような作品でした。

芽衣子(宮崎あおい)は社会人になって2年目のOL。
でも最近、心の中がもやもやしていて困っていた。
1年後輩の可愛いOLは仕事が出来なくてもみんなにちやほやされている。
反対に自分は学生気分が抜けないのか、お前の替わりはいくらでもいると上司に怒られてばかり。
元々、自分のやりたい仕事ではなく、生活のために就職した会社だったこともあり、
自分はこれでいいのか?と疑問が心の中で大きくなっていた。
家に帰れば未だにフリーターの同棲相手・種田(高良健吾)がソファーを占領して眠っていた。
彼はデザイン事務所のアルバイトで稼ぎながら、未来を模索していた。
当然、一人では暮らしていけないため、芽衣子のアパートで一緒に暮らしていたのだ。
疲れていた芽衣子は種田の寝顔を見ながら、軽い口調で会社を辞めちゃおうかな…とつぶやく。
すると眠っていると思っていた種田が目を開け、辞めちゃえばと彼女を見つめていた。
そして、自分が何とかするからと笑顔を見せる種田に、芽衣子もとびきりの笑顔でうなずき返していた…

将来への岐路に悩む若者たちの姿が印象的でした~

大学の軽音楽部で出会った男女の物語です。
彼らはそれぞれの道を歩んでいます。
ボーカル&ギター担当の種田はフリーターへ。
ドラム担当のビリー(桐谷健太)は父の後を継いで薬屋を。
そして、ベース担当の加藤(近藤洋一)は留年を続けて未だに学生中。
道は違えども、彼らはいつも集まって定期的にバンドの練習をしています。
その時だけは心が開放されているように感じています。
でも、一方で心の中ではバンドで食べていくことは出来ないと感じています。
だから練習だけ。彼ら3人はそんな感じで過ごしてきました。

でも、やっぱりバンドの夢は心の中に大きく残っています。
消そうとしても消えず、諦めることが出来ない夢なのです。
種田はひとつの歌と演奏に、その夢をかけようと考えます。
録音したCDは願いを込めてレコード会社やライブハウスなど関係者に送られます。
でも、はやり夢は遠いまま変わりません。そして種田はひとつの決心をしました。

ここから物語は大きく動くのですけど、私にはその後の芽衣子の行動が印象的でした。
青春物語とは別に、愛する人との死別が描かれています。
自分の人生を共に歩もうとした人。これからもずっと一緒にいようと約束していた人の突然の死。
彼女はその死に打ちのめされ、あの時こうすれば…と後悔の念で心がいっぱいになります。
そんな彼女を救うのがバンドの音楽です。
その気持ちがバンド仲間の心も大きく動かしてライブへと繋がっていく展開には
本当に彼女を心から応援したくなりました。

それにしても役者さんたちのキャラクターが最高にぴったりでした~
人生に悩む彼らの姿をそのまま体現しているように感じました。
ラストのライブシーンは出来的にはどうかなとも思いましたけど
一生懸命に演奏しようとしている熱意は真っ直ぐに伝わってきました(^^ゞ

観終った時、静かに青春のほろ苦さと輝きが心にじんわりと残っていました。
先に読んでいた友達が絶賛していたコミックをじっくり読んでみようかなあとちょっと思った1本です。

hitsuji_soranin.jpg

監督:三木孝浩 出演:宮崎あおい 高良健吾 桐谷健太 近藤洋一 伊藤歩 ARATA
2009年 日本
(20100316)

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追伸
この映画は試写会で観ました。公開は4月3日以降の予定です。

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コメント 15

non_0101

タケルさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-03-17 12:39) 

non_0101

@ミックさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-03-17 12:40) 

non_0101

カズユキさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-03-17 12:40) 

たいちさん

宮崎あおいさんは、いろんな役柄に積極的に挑戦していますね。バンド物では昨年「少年メリケンサック」を観ましたね。今回も、どんな一面を見せてくれるか気になりますね。
by たいちさん (2010-03-17 16:00) 

non_0101

たいちさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
今回の役はごく普通の冴えない女の子という感じで、
ダラダラしている感じが面白かったです。
力を抜いているキャラクターもさすがの上手さでした☆
by non_0101 (2010-03-18 12:37) 

non_0101

たねさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-03-18 12:38) 

non_0101

トメサンさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-03-18 12:38) 

non_0101

aya_ruiさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-03-18 12:38) 

KLY

ちょっと感情移入がしにくい作品でした。
やっぱり「ソラニン」て曲そのものが印象が薄いというか、
今思い返してもどんな曲だったのか思い出せないんです。(苦笑)
だからクライマックスのライブシーンもなんだかぼやーっとした
印象しか残ってなくて…。
種田君に抱きつくあおいちゃんのとびっきりの笑顔は強烈に
印象に残ってるんですけど。^^;
by KLY (2010-03-28 00:16) 

non_0101

KLYさんへ
こんばんは。コメント&TBをありがとうございました!
宮崎あおいちゃんの笑顔は可愛かったですね~
前半は正論を振りかざしているだけのような芽衣子の言葉に
ちょっと引いてしまったのですけど、後半は応援しながら観ていました。
曲は… 試写会で見た会場があまり音響の良くないところで
ちゃんと聞き取れなかったのです(^_^;)
確かに印象が薄くなってしまったかも☆
by non_0101 (2010-03-28 00:57) 

cs

自分は先に原作を知っていたんで、あの曲の言葉もそのまま記憶に残っていて、そこにメロディがついて宮﨑あおいちゃんの意外にざっくりしてて骨太な声が妙に合ってて、個人的にはライブシーンは大満足なんでした。
他のキャラクターも実はがんばって似せましたっていう配役ではなく、生身で演じるならこの人、っていうキャスティングになっててよかったと思います。この原作に対する配役のアイデア・方向性は「ボーイズ・オン・ザ・ラン」でも同じように感じました。
by cs (2010-04-04 14:39) 

non_0101

csさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
ライブのシーンは、音響がちゃんとした劇場で観ると
楽しめるだろうなあと感じました(^_^;)
宮﨑あおいちゃんも歌と演奏を頑張っていましたね。
そして役者さんたちの熱演が真っ直ぐに伝わってくるようなところも好きです。
終了前に、もう一度劇場で挑戦していようかな(^^ゞ
by non_0101 (2010-04-05 00:53) 

バラサ☆バラサ

結構評価高いですね。

わたしを含み、オッサンたちの評価は軒並み低評価のようです。
種田、あまりに働かなかすぎです。
by バラサ☆バラサ (2010-04-06 01:30) 

non_0101

バラサ☆バラサさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
> 種田、あまりに働かなかすぎです。
ですよね(^_^.) 本当のところを言うと、観終わった時は
あまりすっきりした気持ちになれなかったのです~
主人公たちの生き方にはやっぱりちょっと違和感が…
でも、後半のライブへと向かうあたりからは、
いつの間にか応援モードになりました(^^ゞ
by non_0101 (2010-04-06 12:46) 

non_0101

DaMiKoさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-12-17 21:01) 

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