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終の信託 [た行]

朔立木著の同名小説を周防正行監督が映画化した人間ドラマです。
『それでもボクはやってない』も考えさせられたなあと思いつつもチャレンジしてみました。
主人公たちの想いを丹念に描くと共に、後半の取調べのシーンに圧倒されるような物語でした。

検事の取調べはとても怖かったです(>_<)

長年、病気で苦しんできた末期の患者と、患者に真摯に向き合う医者の姿を通して
尊厳死と殺人罪との狭間にあるものを描いた作品です。
物語は医師の折井綾乃(草刈民代)が検察の建物へ入っていくところから始まります。
入り口で守衛に言われるまま名前を書き、エレベーターで指定の階へ昇り、
待ち受けていた事務官に案内されるままに待合室へ入ります。

彼女はそこで2時間近く待たされます。
天気は曇天から雨になり、やがて眩しい夕焼けになるほどです。
その間、彼女は今回呼び出されることになった一人の患者(役所広司)との日々を思い出します。
それは失恋と、全てを忘れて眠りたいと考えた挙句の自殺未遂という辛い時期を経ての
信頼と言う絆で結ばれた心の交流でもありました。
そして、時間が刻々と過ぎ、彼女の事件を立件しようと待ち構えている検事(大沢たかお)と
対峙する時がやってきました。

それにしても、前半に一人の女性の人生が丁寧に描かれていただけに、
その全てを打ち砕いてしまう後半の検事とのやり取りが強烈でした~
巧みに言葉を変えて誘導し、それは語弊では?とちょっと思えるような微妙な文章に変えていく話術は
ある意味、これがプロなのね…とドキドキしてしまいました。
罪に問われるべき人がそういう話術に落ちるのはなるほどと思っても、
感情的には罪人にはして欲しくないなあと思えるような誠実な人も、その話術で落ちていくのを観るのは
とてつもなく辛くて怖かったです。

今回は、主演を演じた草刈民代さんの真っ直ぐな演技と、役所広司さんの迫真の演技、
そして監督さんの意図に沿った脚本にやられた~と思いました(^^ゞ
上映後のティーチインも含めて、とても考えさせられた1本です。

hitsuji_tsu-i-no.jpg

監督:周防正行 出演:草刈民代 役所広司 浅野忠信 細田よしひこ 中村久美 大沢たかお
2012年 日本
(20121111)

公式サイトはこちらへ http://www.tsuino-shintaku.jp/


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コメント 27

non_0101

つむじかぜさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:31) 

non_0101

(。・_・。)2kさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:34) 

non_0101

k_igaさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:36) 

non_0101

Aちゃんさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:38) 

non_0101

MITURUさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:40) 

non_0101

世界のアイドルさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:42) 

non_0101

song4uさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:43) 

non_0101

nikiさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 08:44) 

たいちさん

評判のいい映画ですね。死を意識したときの絆を描写しているので、実感が伝わりますね。また演技派俳優が揃っていますので、是非観たい作品ですね。
by たいちさん (2012-11-13 14:54) 

non_0101

マチャさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 22:59) 

non_0101

hana2012さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 23:00) 

non_0101

たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
尊厳死や検察の取調べなど、色々な問題を考えさせられました。
とても見応えのある作品ですので、機会がありましたらチャレンジしてみてくださいね☆
by non_0101 (2012-11-13 23:03) 

non_0101

sugoimonoさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 23:06) 

non_0101

ブラザーボブかきもとさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 23:06) 

non_0101

artfuldodger3さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 23:06) 

non_0101

ハマコウさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 23:07) 

non_0101

beamuseさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 23:07) 

non_0101

まぁくんさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-13 23:08) 

non_0101

月夜のうずのしゅげさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-14 08:39) 

non_0101

いっぷくさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-17 11:55) 

non_0101

reicooさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-17 11:55) 

non_0101

yukkoさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-17 11:55) 

non_0101

タッチおじさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-11-17 11:56) 

non_0101

怪しい探麺隊さんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-12-08 10:46) 

non_0101

あいか5drrさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-12-08 10:47) 

cs

こういうタイプの作品って、少なくとも大ヒットしてリピーターになるような娯楽的な要素は少ないから、つい敬遠されてしまいがちですけど、自分もこれは出会えてよかったと思える作品になりました。
圧倒的な緊張感とあまりにも理不尽に思えるあの後半、その前段のエピソードが本当に丹念に描かれているだけに胸に迫るものがあって、これは「それでもボクはやってない」を撮った周防監督だからこそ描けたんだなぁと深く納得でした。
作品に触れたことがしっかりと手応えとして残る、大事な1本になりました。
by cs (2013-02-10 13:21) 

non_0101

csさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
観るのは辛いところもありますけど、これを観なければ知らなかったことが多いかもと
思えるような作品でした。
やっぱりこういう作品は大切ですよね。
これからも新作が創られたらチャレンジしていきたい監督さんですね☆
by non_0101 (2013-02-10 23:24) 

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